タニヤのど真ん中のレストランで出会ったシェフが実は…..凄かった‼

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【嘘っ ナニコレ 旨っ‼】って思わず言ってしまうほどのチャンピオンシェフの料理が食べたい 第十一弾

こんにちは、少し間が空いてしまいましたが5月の9日土曜日、日本では本来ならばゴールデンウイークも終わり会社や学校も始まってるはずですね。どこへ行っても人だらけおまけにUターンラッシュで道路が混み混みでうんざりなんてことも今年はコロナの影響でなかったようですが…バンコクでは新たな感染者数がさほど増えず足踏み状態で、なおかつ回復者数が9割超えという喜ばしい状態になってきました。だからと言って警戒を緩めてはいけませんが…タイ政府からは規制を段階的に解除する(もちろん条件付きですが)との発表もあり、いよいよといった雰囲気が漂い始めてきました。私のお気に入りのレストランが再開されるのもあと少しの辛抱かなと思いたいです。
 
タニヤプラザも生まれ変わる準備が着々と進んでます。
ちょっとした買い物のついでにタニヤの様子を見に行ったりするのですが(たまに日中に外出して外の空気を吸わないと、気が狂いそうになるので…笑)、人通りは相変わらずで少ないですが、仲の良いコンビニエンスストアの店員の子たちに聞くと「もうすぐ、人が戻ってきてまた活気づくはず」と前向きな答えが返ってきました。通りの両側いっぱいに灯りが点きカラオケの呼び込みやどのお店にしようか迷うお客さんたちで溢れかえるタニヤ。本当に一日も早くそうなってもらいたいものです。再開後に食べたいものがたくさんあり過ぎて悩ましいところですが、今日はどんなシェフの料理を紹介しましょうか?…..決めました。
本日はコレ

  プラーニン・トードです。

 プラーニン・トードって?

タイにお見えになったことがある方はご存じの料理プラーニン・トードですが、どんな料理か簡単にいうと魚のから揚げです。プラーニン(ティラピア) トード(揚げる)こういう意味です。ティラピアは日本でも食べられている外来の淡水魚です。淡白な白身魚でくせも無く、身離れもよくおいしい魚ですね。私が初めてティラピアをたべたのは、もう25,6年前になりますが、当時は、あまり世間一般に浸透してなくて川魚という認識と先入観で食べたので、さほど美味しい魚とは思わなかったのですが…実はこのプラーニンって元々タイで食べられていたわけではなくて、日本とすごく密接なかかわりから食べられるようになったんです。そもそもプラーニン(ティラピア)はアフリカのスーダン辺りが原産です。それがなぜ日本とかかわりがあるのかというと、約半世紀前のタイでは食糧事情があまり思わしくなかったそうです(今や米の輸出世界一になりましたが)その状況を危惧した当時の昭和天皇、裕仁天皇が魚類学者でもあることから、タイの前国王であるプミポン国王にプラーニンの養殖を提案しました。そしてプミポン国王は王室プロジェクトで養殖を成功させ、そこからタイ全土に広めました。そういった経緯があったんですね。そして当時はまだプラーニンと言う名前はまだなくティラピアでしたが、タイ語のプラー(魚)に昭和天皇の名前、裕仁の仁(にん)をとって“仁の魚”と名付けプラー(魚)ニン(仁)となったそうです。今ではタイ全土どこへ行っても食べられる有名な魚の名前がまさか昭和天皇から来てるとは…..そう考えると高級魚に見えてくるかな(笑)
このプラーニンですが、から揚げにして食べる他にもスープに入れたり、焼いたりと様々な調理方法があるのですが、なんと生でも美味しいんです。川魚なのでどうかなと?最初は思ったのですが鱸のような味でした。海の魚と違って脂の乗りが悪いんじゃないかと思っていましたが意外とそんなこともなく、昆布〆めにしてもらって食べたのですがばっちりでした。
栄養も豊富に含まれていて、高たんぱくな白身、とても川の魚とは思えない程癖がなく良質なあじを持つこのプラーニンを、チャンピオンシェフはから揚げにしてくれます。ただ丸のまま揚げるのではなく、三枚におろし食べやすい一口大にカットしてから揚げてくれます。まずは身を下した後の骨をじっくりとパリパリの煎餅のようになるまで揚げてから、身の方を揚げます。そして飾りつけ。シェフのオリジナルソースの他にポン酢しょうゆもつけてくれるので、日本人にはたまらない心遣いがありがたいです。また、前もってお願いしておけば、中華料理のあんかけの状態でも提供してくれます。ほんとにオールマイティーなシェフに脱帽です。
海、川と問わずに魚介類が大好きなタイ人女性ですから、この料理もバッチリどストライクのはずです。タイ料理は香草などを使っていて苦手とか、唐辛子の辛さがどうもという方にも安心してお勧めできる一品です。なんせ辛いソースを使わなければいいだけですから(笑)
臨機応変になんでもこなしてしまうチャンピオンシェフはタニヤのど真ん中で、皆様を満足させてくれることと思います。

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