タイの大衆魚に「プラーガポン」という魚があります。日本の「スズキ」によく似ている白身魚です。タイの一般家庭ではよくこの魚を食べています。
そのプラーガポンを揚げ、甘しょっぱいソースをかけたのが「プラーガポントッドナンプラー」です。当店の使っている魚の体重は700グラムというボリュームで、食べごたえがあります!
タイの普通の魚料理は、魚を丸ごと揚げるという調理の仕方をしますが、クルーズレストランでは、身と骨を分けて別々に揚げるという手間のかかる方法をとっています。
こうすることで高温の油で一気に揚げることができるので、魚の皮はカリカリになり、骨まで食べられるようになるのです。
この料理のソースにも当店の工夫があります。
タイの家庭やレストランによってソースの作り方はいろいろあり、まさにタイのお袋の味ともいえるのですが、当店はナンプラーとプラムの砂糖を使っていて、まろやかな味がするように、じっくりソースを煮込んで仕上げています。